なぜ、今か
2026年は、NHKドラマ「ばけばけ」の放映によりラフカディオ・ハーンへの社会的関心が高まっている時期です。しかし本ツアーが届けようとしているのは、その表層ではありません。
ハーンが愛したのは「見えないもの」でした。それは怪談の怖さではなく、怪談が生まれた土壌にある、人と自然と死者が共存する日本の世界観です。松江の堀端に、隠岐の海風に、夜の語りの「間」に、今もそれは息づいています。

この旅で出会う「3つのGhost」
本ツアーのコンセプトは、「Ghostとは何か」という問いから始まります。これは決して恐怖のためではなく、見えないものの豊かさに気づくための問いです。
八雲が見た3つのGhostとは、物語が形を成すための土台としての文化、虫の声も人の気配も等しく世界を構成するという自然の声、そして見えないものへの眼差しが生み出す物語の力です。
小泉凡氏はこう語ります——「自然を畏怖したり、闇を畏怖したり、異界を畏怖したりして生きなきゃならない」。怖れることは、感じることだ。この旅は、あなたが「感じる力」を取り戻す3日間です。

3日間の行程
1日目:松江「八雲の眼差しを辿る」
旅は松江駅から始まります。八重垣神社の杜、月照寺の苔と石畳——八雲がノートに書き留めた場所を、あなた自身の眼で辿ります。夕刻、隠岐汽船が本土と海を分かち、中ノ島の宿泊施設「Entô」へと向かいます。
夜は小泉凡氏によるミニ講座と懇親会が予定されています。この夜から、ゆっくりと、日常の外へ。
2日目:隠岐「自然の深淵へ」
中ノ島では、国内唯一の小泉セツ銅像が立つ小泉八雲公園と、底まで透ける青の明屋海岸を訪れます。午後は西ノ島へ渡り、摩天崖と通天橋を巡ります。
高さ257メートル。草原の端が、そのまま断崖になる場所。潮風が服を通り抜け、波の音だけが、ずっと鳴っていた。
隠岐ジオパーク認定ガイドの福田貴之氏はこう言います。「この自然って、ただの背景じゃないんです。島の人たちと一緒に、ずっと歴史を作ってきた存在なんです」

夕刻から、本ツアーのハイライト「松江ゴーストツアー in 隠岐」が始まります。焼火神社の石畳。夜気に残る潮の匂い。語り部・一条康子氏の声が、ハーンが愛した物語を闇の中に解き放ちます。
3日目:帰還「新しい眼差しで、日常へ」
隠岐汽船で本土へ戻ります。この3日間で何が変わったかは、言葉にしにくいかもしれません。ただ——世界の聴こえ方が、少し変わっているはずです。
それが、ハーンが136年前に見つけたものです。この旅があなたに手渡そうとしているものは、それです。

過去から2026年へ:ゴーストツアーの軌跡
| 開催年 | ツアーの軌跡 |
| 2024年 | 『怪談(KWAIDAN)』出版120年・没後120年。松江と隠岐で記念イベント開催。 |
| 2025年 | 朝の連続テレビ小説で小泉セツが脚光を浴び、「松江ゴーストツアー in 隠岐」が大好評。中ノ島「Entô」での2泊プランが定着。 |
| 2026年 | 松江から隠岐へ。136年の時間を跨ぐ、コンセプチュアルな3日間へと深化。 |
開催概要
| 項目 | 詳細 |
| 開催日程 | 2026年6月13日(土)〜6月15日(月) |
| ナビゲーター | 小泉 凡(小泉八雲記念館 館長) |
| 価格 | お一人様 150,000円(税込) |
| 料金内容 | 滞在費、ツアー内交通費、夕朝昼食、ドリンク代、ガイド代、ツアー保険料 |
| 定員 | 10名(最少催行人数8名)※抽選販売 |
| 販売期間 | 2026年3月4日(水)〜5月13日(水) |
| 販売元 | 株式会社 島ファクトリー |
| お問い合わせ | 松江・境港・隠岐観光振興協議会事務局(0852-55-5214) |
