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コラム

【2026年開催前記事】小泉八雲の眼差しで巡る、魂の風景。「Matsue Ghost Tour in Oki 2026」開催決定

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見えないものへの眼差しを、継ぐ旅。

1890年、ラフカディオ・ハーンは松江で耳を澄ませた。恐怖としての怪談ではなく、その奥に息づく日本人の自然観・死生観・美意識を、彼は西洋の眼差しで聴き取り、世界に届けた。
136年後の2026年6月。あなたは、彼が歩いた場所に立つ。
「Matsue Ghost Tour in Oki 2026」が、2026年6月13日(土)から15日(月)にかけて開催されます。小泉八雲記念館館長であり、ハーンの曾孫でもある小泉凡氏をナビゲーターに迎え、松江から隠岐へと至る2泊3日の特別なプログラムです。

目次

  1. なぜ、今か
  2. この旅で出会う「3つのGhost」
  3. 3日間の行程
  4. 過去から2026年へ:ゴーストツアーの軌跡
  5. 開催概要

なぜ、今か

2026年は、NHKドラマ「ばけばけ」の放映によりラフカディオ・ハーンへの社会的関心が高まっている時期です。しかし本ツアーが届けようとしているのは、その表層ではありません。

ハーンが愛したのは「見えないもの」でした。それは怪談の怖さではなく、怪談が生まれた土壌にある、人と自然と死者が共存する日本の世界観です。松江の堀端に、隠岐の海風に、夜の語りの「間」に、今もそれは息づいています。

この旅で出会う「3つのGhost」

本ツアーのコンセプトは、「Ghostとは何か」という問いから始まります。これは決して恐怖のためではなく、見えないものの豊かさに気づくための問いです。

八雲が見た3つのGhostとは、物語が形を成すための土台としての文化、虫の声も人の気配も等しく世界を構成するという自然の声、そして見えないものへの眼差しが生み出す物語の力です。

小泉凡氏はこう語ります——「自然を畏怖したり、闇を畏怖したり、異界を畏怖したりして生きなきゃならない」。怖れることは、感じることだ。この旅は、あなたが「感じる力」を取り戻す3日間です。

3日間の行程

1日目:松江「八雲の眼差しを辿る」

旅は松江駅から始まります。八重垣神社の杜、月照寺の苔と石畳——八雲がノートに書き留めた場所を、あなた自身の眼で辿ります。夕刻、隠岐汽船が本土と海を分かち、中ノ島の宿泊施設「Entô」へと向かいます。

夜は小泉凡氏によるミニ講座と懇親会が予定されています。この夜から、ゆっくりと、日常の外へ。

2日目:隠岐「自然の深淵へ」

中ノ島では、国内唯一の小泉セツ銅像が立つ小泉八雲公園と、底まで透ける青の明屋海岸を訪れます。午後は西ノ島へ渡り、摩天崖と通天橋を巡ります。

高さ257メートル。草原の端が、そのまま断崖になる場所。潮風が服を通り抜け、波の音だけが、ずっと鳴っていた。

隠岐ジオパーク認定ガイドの福田貴之氏はこう言います。「この自然って、ただの背景じゃないんです。島の人たちと一緒に、ずっと歴史を作ってきた存在なんです」

夕刻から、本ツアーのハイライト「松江ゴーストツアー in 隠岐」が始まります。焼火神社の石畳。夜気に残る潮の匂い。語り部・一条康子氏の声が、ハーンが愛した物語を闇の中に解き放ちます。

 

3日目:帰還「新しい眼差しで、日常へ」

隠岐汽船で本土へ戻ります。この3日間で何が変わったかは、言葉にしにくいかもしれません。ただ——世界の聴こえ方が、少し変わっているはずです。

それが、ハーンが136年前に見つけたものです。この旅があなたに手渡そうとしているものは、それです。

過去から2026年へ:ゴーストツアーの軌跡

開催年 ツアーの軌跡
2024年 『怪談(KWAIDAN)』出版120年・没後120年。松江と隠岐で記念イベント開催。
2025年 朝の連続テレビ小説で小泉セツが脚光を浴び、「松江ゴーストツアー in 隠岐」が大好評。中ノ島「Entô」での2泊プランが定着。
2026年 松江から隠岐へ。136年の時間を跨ぐ、コンセプチュアルな3日間へと深化。

開催概要

項目 詳細
開催日程 2026年6月13日(土)〜6月15日(月)
ナビゲーター 小泉 凡(小泉八雲記念館 館長)
価格 お一人様 150,000円(税込)
料金内容 滞在費、ツアー内交通費、夕朝昼食、ドリンク代、ガイド代、ツアー保険料
定員 10名(最少催行人数8名)※抽選販売
販売期間 2026年3月4日(水)〜5月13日(水)
販売元 株式会社 島ファクトリー
お問い合わせ 松江・境港・隠岐観光振興協議会事務局(0852-55-5214)