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神の宿る島「隠岐」

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神の宿る島「隠岐」

旧暦の10月(現在の10月下旬から12月にかけて)は、全国の八百万の神様が出雲大社(島根県出雲市)へ会議に出かけてしまうと考えられてきました。
その為、神様が出かけてしまう国では神様がいないので「神無月」、反対に出雲の国(島根県)では神様がたくさんいらっしゃるので「神在月」と呼ばれています。
八百万の神々が集う島根。島根がどれだけ日本にとって特別な地であるかを物語っていますね。

そんな島根県の中でも隠岐諸島は、「神々の島」と呼ばれます。


「神々の島」と呼ばれる由縁についてはこちら :「神々の島 隠岐」
そんな神々の島 隠岐で神在月をお過ごしいただくのはいかがでしょうか?

【隠岐4島の「名神大社」をぐるっと回る周遊コース】

【隠岐4島の「名神大社」をぐるっと回る周遊コース】

隠岐諸島には日本最古の全国神社リストである「延喜式神名帳(927年)」に載っている神社が、16社もあります。
強い力を持つ神を祀る神社には「名神大」の格が与えられ、現在の島根県のエリア(令制国で出雲国、石見国、隠岐国の3国)では名神大社が6社ありますが、そのうち隠岐には4社(伊勢命神社、水若酢神社、宇受賀命神社、由良比女神社)も存在しています。

そんな隠岐の4大社をぐるっと周遊するコースはいかがでしょうか?
→モデルコース:御朱印めぐり

【神々の島の文化に触れるアクティビティ】<島後(隠岐の島町)>

【神々の島の文化に触れるアクティビティ】<島後(隠岐の島町)>

牛突き新しいタブで開きます
約800年前、隠岐へご配流となった後鳥羽上皇をお慰めするために島の人々が始めたのが起源とされる隠岐の牛突き。 全国的にみてもわずかに残るのみとなった闘牛の伝統。巨体の雄牛どうしがぶつかり合う大迫力の牛突き大会は、島が熱くなる、島が誇る伝承です。

 


・ローソク島遊覧船:
島後の北西の沖合いに海から約20メートルの高さでそびえ立つ奇岩ローソク島。島の先端に夕日が重なるその瞬間はローソクに火を灯したように輝きます。船上からしか観ることの出来ないこの景色あはロマンチックで感動の一瞬です。その姿は、まさに「神々の島」を表す景色です。
※運行期間:4月1日〜10月31日

 

【神々の島の文化に触れるアクティビティ】<島前>

【神々の島の文化に触れるアクティビティ】<島前>

・後醍醐天皇脱出ツアー(西ノ島町):
後醍醐天皇は1332年鎌倉幕府討幕に失敗し、京都から隠岐島へご配流されました。しかし翌年には隠岐島を脱出し、ついに討幕を成し遂げます。西ノ島は太平記にも歴史の舞台として登場し、後醍醐天皇の行在所址として伝わる「黒木御所」を始めとしていくつも伝承が残っています。このツアーでは今からおよそ700年前に起こった大事件を伝承の地を巡りながら分かりやすくご案内します。


・島のさんぽみち(海士町):
島人(しまびと)と一緒に、海士町・中里地区を散策してみませんか?隠岐神社を中心とした史跡や、緑あふれる森林浴スポット、島民が日ごろ利用している商店や図書館などを島民ガイドと一緒に巡る80分の現地ツアーです。一人で歩いていると気づかない場所こそ、島の魅力がたくさん。ぜひ、島民ならではの「島の歩き方」をお楽しみください。

【神々の島の神秘に触れるスポット】<島後(隠岐の島町)>

【神々の島の神秘に触れるスポット】<島後(隠岐の島町)>

※2021年11月現在、通行不可になっております。
・岩倉の乳房杉:
隠岐・島後の最高峰である大満寺山(標高608m)の中腹、うっそうとした森の中にたたずむ杉の巨木です。あたりは岩の隙間から地中のひんやりとした空気が吹き出して夏でも涼しく、特に雨が上がった後は水蒸気が発生し、神秘的な雰囲気が漂います。
樹齢は約800年、樹高約40m、幹周約11m、主幹は15本に分岐し、空気中の水分を吸収するために特異な形に発達しています。


・壇鏡の滝:
約40mの高さから雄滝・雌滝の二つの滝が流れ落ちています。滝の間には壇鏡神社があり、神秘的な雰囲気のパワースポットです。滝に通ずる参道には、大きな杉が天をおおうように立ち並び、まるで精霊が宿っているような幻想的な景色です。
また渓流には隠岐の固有種であるオキサンショウウオが多数生息しています。

【神々の島の神秘に触れるスポット】<島前>

【神々の島の神秘に触れるスポット】<島前>

・焼火神社:
1732年改築の社殿は隠岐最古の木造建築で、国指定重要文化財です。古くから、海上の守護神として信仰を集めています。
隠岐への航海中、遭難しかけた後鳥羽上皇が御神火で導かれたと伝えられ、海上守護神として信仰を集めています。参道(登山道)は神域として守られてきた多様な植物群が楽しめます。


・奈須神社:
海士町(あまちょう)の御波(みなみ)という集落の、旧太井地区の氏神である奈須神社の境内にこの石神が祭られています。高さ約150センチ、厚さは60センチほどの大きさです。何度どけても同じ位置に戻ってくる石を人が不思議に思って祀ったところ、成長して今の大きさになった、という伝説があります。この石と同質の石は西へ500メートルいった「赤石」という地名の場所にありますが、石を運搬できるような道はなく、この石がここにあるのは実に不思議なことです。