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2021年7月に誕生した話題の島ホテル「Entô(エントウ)」

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2021年7月に誕生した話題の島ホテル「Entô(エントウ)」

2021年7月に隠岐の島、海士町に誕生した「Entô(エントウ)」

Entôや海士町を満喫する滞在プランをご紹介。


島根県沖、約80km。人が住む4つの有人島と、180を越える無人島で成り立つ隠岐の島へは、フェリーに揺られること3時間で到着。

海士町(中ノ島)は、人口2300人が暮らす隠岐の島の中でも3番目の大きさ島。

海士町の玄関口である港、菱浦港(ひしうらこう)。


到着したら、まずはEntôへ。

菱浦港(ひしうらこう)から徒歩5分、海沿いに静かにたたずむのが2021年7月にリニューアルオープンした「Entô(エントウ)」


Entôは、泊まれるジオパーク拠点施設とも呼ばれており、目の前に広がる大自然を堪能しながら過ごす宿泊部門と、ユネスコの事業でもある「ジオパーク」である隠岐の島の自然や文化を知り、滞在を豊かにする展示部門が融合した複合型施設です。

スイートルーム(NEST SU)

スイートルーム(NEST SU)

Entôの別館 新設されたNEST棟の3階一番奥に位置するスイートルーム。1日1組限定のお部屋。間取りを大きく横にとった設計は、額縁のような窓枠が特徴。自然を切り取ったような、移りゆく景色と行き交う船を眺めながら過ごす「なにもしない」贅沢な時間が過ごせます。



Georoom “Discover”・Geo Lounge

Georoom "Discover"・Geo Lounge

NEST1階には、海士町、西ノ島、知夫里島の島前エリア3島をテーマとした展示があります。目の前の自然を見ながら、島の成り立ちや地球の歴史を感じてもらうことをテーマに化石も展示。旅の始まりに島のことをインプットしたり、旅の終わりに理解を深める時間をもつことで、島のあちこちで見かける大自然の魅力や不思議をより深く理解することができます。


ジオパークの解説員が常駐しており、隠岐の解説を聞けるほか、夕方には「Entô Walk」という散歩しながら隠岐を知る、どなたでも参加できる無料アクティビティも毎日開催しています。




カルデラの海が見渡せるダイニングでは、海士町、隠岐の島、島根県の食材をふんだんに使った季節のコース料理。
スタッフのみなさんが食材や生産者さんのストーリーをひとつひとつ語り、ジオパークの大地が作り出す旬の恵みをゆっくりと楽しめます。



Entôでの宿泊を楽しんだあとは、島内のスポットへ。

Entôでの宿泊を楽しんだあとは、島内のスポットへ。

潮風ファームでのんびり放牧されている牛さんたちに会いに。島の地形を活かし、自由に過ごす牛たちは、起伏が激しい山肌にも出没。島らしい海をバックにした景色の中にのんびり草をはむ牛さんに出会うには、島の北側の宇受賀(うづか)地区へ。
天気がよければ電動アシスト型のマウンテンバイク「E-bike」で坂道も難なくサイクリングがおすすめです。


海士町内の歴史や文化を感じられる中里地区に位置する隠岐神社。
2021年は後鳥羽上皇の遷幸800年の記念の年でした。海士町には後鳥羽院に由緒を持つ、たくさんの伝承と文化が、豊かな自然環境とあいまって昇華され、今日に伝えられています。後鳥羽天皇の崩御700年に合わせて建てられた隠岐神社に立ち寄り、旅を振り返りながらお参りをしてみてはいかがでしょうか。


透き通る海にぷかぷか浮かんで、波の揺れに身を任せながら、日頃の疲れをゆったりと癒す時間も。Entôの隣に位置するレインボービーチ。
芝生とデッキが整備されているので、Entôからキャンプチェアを借りて、海を眺めながら語らう時間。夕方には西ノ島の向こう側に夕陽が沈んでいきます。


新施設Entôをはじめとして、海士町の島内には他にもたくさんの見どころがあります。
目の前に広がる大自然を前に、「地球にぽつん」と浮かんでいるような、そんな何もしない時間をゆったりと過ごせる場所はたくさん。季節によって変わる島の景色、旬の食材、楽しみ方もたくさん。遠い島へお越しください。