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特集

海中展望船あまんぼうのガイドを高校生がしてみた!

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    • 海士町

皆さんこんにちは!
隠岐島前高校2年生、あおぐるーぷです。

私たちは高校の授業として『夢探究』という活動をしています。

この「夢探求」は、私たち高校生の視点で海士町の課題の発見と解決または、魅力の発見と発信について考え、それぞれの班に分かれて自分たちで実践するという授業です。


私たちの班のテーマは、「海中展望船あまんぼう」の魅力の発信。


☆私たちが”あまんぼうの活性化”をテーマにした理由
ナイトクルーズで見ることができる綺麗な夜光虫を、海士町民だけでなく観光客や島外の人に知ってもらいたいと思ったからです。ナイトクルーズ船をもっと地域の人に広めるために、実際にナイトクルーズ船のガイドを担当することで、身近にいる人たちにあまんぼうの魅力を広めることにしました。


海士町の美しい海には「夜光虫」という刺激を与えると光るプランクトンがいます。「あまんぼう」に乗るとそれを海中から見ることができますが、カメラでは肉眼で見るような景色を納めることができず、夜光虫の本当の魅力を伝えるためには文字や絵などの宣伝より、実際に夜光虫を見てもらう必要があります。


私たちはあまんぼうをもっとみんなに知ってもらい、乗ってもらいたいという気持ちが強くなりました。そこで「乗ったことのある自分たちにしかできないことは何だろう」と考え、今回記事を書かせていただきました。

あまんぼうとは

あまんぼうとは船に乗りながら水中を見ることができる船です。昼夜どちらも運行しており、船の中から見える景色やお魚は季節や時間帯、天候で常に変わります。昼の運航では、船上からは海士町の観光名所である『三郎岩』を見物することができ、船下に行くと美しい海の中で元気よく泳いでいる魚たちを見ることができます。乗る時間帯によって見れるお魚が変わるため、運がよければ珍しい魚に出会えるかもしれません!夜の運航では魚は見ることができませんが、先ほど紹介した夜光虫が真っ暗な海で星のようにきらきら光り、幻想的な景色を楽しむことができます。現在コロナの影響もあり、1日の運行本数を減らしており、昼間の運行は3回。夜の運行に関しては当日に5人以上の予約があった場合のみ運行しています。

あまんぼうの中から見た海 昼ver.


外から見た三郎岩


昼の運行も、夜の運行もとても綺麗で魅力的です。そしてあまんぼうは海士町でしか体験できません。しかし海士町内でも知ってはいるが乗ったことがない人が多く、例えば昼の運行は、海士町に住んでいる寮生の3分の1すら乗ったことがないのが現状にありました。

今回のナイトクルーズに乗船して下さった20名にアンケートをとった回答です。

そんなあまんぼうを私たちは「もっとたくさんの人に知ってもらい乗って欲しい。あまんぼうをもっと活性化させ、あまんぼうの魅力を知らない島民、寮生、全国の人に魅力を届けたい」と考えました。

朝や昼に運航しているあまんぼうは、三郎岩周辺を約50分かけて回り、隠岐の島々をみたり、魚を見ることができます。それとは逆にあまんぼうナイトクルーズは昼間とは180°違う夜の海の中を見ることができます。あまんぼうナイトクルーズの魅力は、海の中から夜光虫を見ることができることです。

夜光虫とは

夜光虫は、海面近くでよく見られる体長0.15~2mmほどの植物性プランクトンです。大量発生すると赤潮と呼ばれる現象の原因になります。身体の中に葉緑素を持たず、自分で何か他の生物を食べてエネルギーを作っています。物理的刺激(例えば船にぶつかるなど)を受けると発光し、夜空に光り輝く星のようにキラキラと光ります。海に石を投げ入れたり、棒でかき混ぜても 見ることができますが、海中から発光の様子を見るには水中メガネをつけて飛び込むか、こうやってあまんぼうに乗って見るしかないのです。

ちなみに、昼間も光っている様子は見えませんが夜光虫はいます。もしかしたら海水を飲んだことがある人は、夜光虫を食べているのかもしれません(笑)

ガイドツアーを実践!

ナイトクルーズ船をもっと地域の人へ広めるために、私たちに何ができるのか考えた結果、私たちが実際にナイトクルーズ船のガイドを行い、まずは身近にいる人たちにあまんぼうの魅力を広めたらどうだろうという案に辿り着きました。

そして実際にイベントを企画し、あまんぼうのガイドをしている方にネタを共有してもらったり、関係者の方たちにイベントのポスターを貼らせてもらったり、沢山の方たちにご協力いただきました。


当日は嬉しいことに学生から大人まで沢山の方が来てくださり、約20名の満席な状態でした。


お客さんに乗船してもらい船が目的地に行く間、私たちのガイドでお客さんを盛り上げました。ちょうどこの日は星空もきれいでした。


目的地についたらお客さんに地下にある展望室に入ってもらい、窓がある席に座ってもらいました。船を進めるとだんだん夜光虫が見え始め、その見える数が増えるほど、乗客の皆さんの感嘆の声も大きくなっていきました。


それから約30分ほどで港に到着。船から降りたお客さんの表情はとても満足げで、私たちも嬉しくなりました。

乗船してくださった方にアンケートを実施し今回のイベントの感想、評価を聞きました。「ガイドアナウンスがよかった」「貴重な体験ができた」「初めてみた夜光虫に感動した」「一緒に乗った人とお話できて人との輪が広がった」という、高評価を沢山いただきました。とても嬉しかったです!

活動を通して

活動を通して分かったことは、あまんぼうはみんな知っているけれど、乗ったことがない人が多いということです。今回の乗船では初めて乗った人は全体の6割、さらに夜のあまんぼうが初めての人は全体の7割強でした。今回乗船してくださった方は皆さん海士町民でしたが、(インターンの方も含む)あまんぼうが身近にある人でも乗ったことのない人がとても多かったです。このことから、あまんぼうが島内でもあまり目立った人気になれていないことが分かりました。

今後は、今回のようなイベントを企画して、さらに私たち自身がガイドをすればもっと認知されるのではと思いました。そしてSNSを通じて同世代だけでなく、全世代に、さらに国内だけでなく国外にもあまんぼうの魅力を発信していければいいなと思っております。

皆さんもぜひ一度、あまんぼうを乗りに海士町へいらしてください!!!!

海中展望船あまんぼう(昼)
時間・便:①8:40~9:30 ②10:20~11:20 ③13:30~14:20 ④14:40~15:30
期間:4月1日~10月31日
料金:大人2,000円 小人1,000円
※2名より運行

あまんぼうナイトクルーズ
時間・便:20:40~21:15
期間:4月1日~10月31日
料金:大人1,500円 小人1,000円

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