隠岐のトリセツ① 隠岐諸島について

02 隠岐のトリセツ① 隠岐諸島について

離島である隠岐諸島は、船や飛行機の時間も限られていることから、なかなか1回の旅行で4島全部を巡ることは難しいかもしれません。

けれども4島それぞれ個性が違っていて、それぞれの魅力があります。
こちらの記事では、それぞれの島の魅力を簡単に紹介していきたいと思います。
このページを通して、少しでも皆さんの隠岐旅行のヒントになれば幸いです。

目次

  1. 隠岐の場所と、島の呼び名について
  2. 島後:隠岐の島町~神の木やどる、大きな島~
  3. 島前:西ノ島町 ~焼火と漁と絶景と~
  4. 海士町~古きを尊び、新しきをひらく~
  5. 知夫村~歴史の悠然。地球の牧歌~

隠岐の場所と、島の呼び名について

隠岐の場所と、島の呼び名について

まずは隠岐諸島がどこにあるかから簡単にご説明します。
隠岐諸島は島根県と鳥取県のちょうど境目から北に60kmほど進んだところにある離島です。
島根県に属しており、約180ほどの島から成り立っている群島です。この中で有人島は4島です。
上記の図をみていただいて、本州からみて手前側にある3島はまとめて島前(どうぜん)と呼ばれ、それぞれ西ノ島(にしのしま)、中ノ島(なかのしま)、知夫里島(ちぶりじま)といいます。それぞれ西ノ島町、海士町、知夫村という町村名があり、特に中ノ島は町名の海士町で呼ばれることのほうが多いです。そして少し離れたところにある、一番大きくて丸い島は島後(どうご)と呼びます。町名の隠岐の島町と呼ばれることもあります。

島後:隠岐の島町~神の木やどる、大きな島~

隠岐諸島の野生の哺乳類はオキノウサギという固有種のウサギが一番大きく、鹿やイノシシ、熊などはいません。そのため、隠岐諸島の中で一番大きな島、島後の森は、草が生い茂り、天然杉などの木も大きく育ちやすい環境で、離島ながら森林が深いのも特徴です。樹齢600年から2000年ほどの杉があり、4大杉として観光スポットとしても有名です。
島内各所に巨木、巨岩があることから、巨木信仰・巨岩信仰が根付いています。
また、黒曜石が豊富に採れたことから古来より多くの人や文化が交わってきました。全国各地から人々がやってきた名残もあって、隠岐諸島にはたくさんの神社があり、その数は150を超えます。
島根県には一の宮※が5社あるのですが、そのうちの2社が隠岐諸島にあって、島後には水若酢神社(みずわかすじんじゃ)と呼ばれる一宮があります。こちらの神社と総社である玉若酢命神社(たまわかすみことじんじゃ)を代表として神社を巡るのもおすすめです。(その他にも、島前・島後とも歴史と風格のある神社はたくさんあります)

古典相撲や牛突き、鳥居をくぐった先にある、山奥に潜む神秘的な滝、杉の巨木信仰など、古えの文化や神秘を感じることができるのが島後の特徴だと言えます。
また火山噴火によってできた島であるため、ユーラシア大陸とつながっていた時代の、本来なら地層奥深くにある岩石などを表層近くでみることができます。

約50万年前の火山活動によってできた玄武岩の大地があります。玄武岩のもととなる溶岩は比較的サラサラした性質のため、広がりやすく、平らな地形ができました。このおかげで、離島でありながらも空港があるのも特徴で、伊丹空港から約50分と比較的アクセスしやすい場所となります。

※一の宮とは7世紀後半から10世紀頃までに定められた、一番社格が高いとされた神社の総称を指します。

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島前:西ノ島町 ~焼火と漁と絶景と~

西ノ島町は島前のなかでは一番大きな島です。国賀海岸(くにがかいがん)の摩天崖(まてんがい)が絶景スポットとして有名で、絶壁の草原のなかで牛や馬が草を食む姿は隠岐のイメージとしてみたことがある方もいるかもしれません。

西ノ島と知夫里島は火山によってできた大地を最大限に活用するために、牧畑農業をしてきた歴史があり、今もこの2島では草原のなかで牛がのびのびと放牧されている風景が観光名所ともなっています。健康的な食事と澄んだ空気、広大な土地で育てられた牛は隠岐諸島の名産でもあります。このほかにも鬼舞展望所(おにまいてんぼうしょ)という夕陽の絶景ポイントや、かつて、葛飾北斎や歌川広重が絵にも描いたほど昔から親しまれている焼火神社(たくひじんじゃ)もおすすめの観光名所です。焼火神社は、島前でもっとも高い山に鎮座しており、古くから航海の神様として信仰されてきました。

島前の一の宮である由良比女神社(ゆらひめじんじゃ)があるのも西ノ島町です。
浦郷港からの遊覧船や、ここ数年で新しくできたおしゃれカフェなどもおすすめです。

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海士町~古きを尊び、新しきをひらく~

海士町~古きを尊び、新しきをひらく~

海士町はEntô(エントウ)という泊まれるジオパーク※の拠点施設が有名です。また大人の島留学生制度という、20代の若者のインターン制度を隠岐の中で一番はじめに始めた地域でもあり、Iターンの若者も多く、活気があります。観光スポットとしては、隠岐諸島の名産、隠岐牛を食べられるレストランや、隠岐にご配流となった後鳥羽上皇を祀った隠岐神社、ハート型に空洞があいたハート岩と呼ばれる岩がある、縁結びスポットとしても有名な明屋海岸(あきやかいがん)などがおすすめです。

※ジオパークとは地質学的に価値があると認められた地域で、生態系やその土地独自の文化を守り、教育や持続可能な経済の発展に貢献する取組を続けているエリア一帯が認定される名称で、隠岐諸島はユネスコ世界ジオパークに認定されています。(詳しくはこちら 一般社団法人 隠岐ジオパーク推進機構公式HP新しいタブで開きます

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知夫村~歴史の悠然。地球の牧歌~

赤壁(せきへき)

知夫村は、人口約600人と4島の中で一番小さな島になります。その小ささから離島の空気を一番味わえる島とも言えます。
昭和初期に持ち込まれたタヌキが逃げ出して野生化し、今では島民よりもタヌキの数の方が多くなっています。
この島でのおすすめの観光スポットは、赤壁(せきへき)と赤ハゲ山、島津島という橋をわたっていける無人島などがあげられます。
火山噴火によって溶岩のしぶきが空気に触れてみごとな赤銅色になった赤壁は、隠岐がジオパークになる所以となった絶景の1つでもあり、みごとな絶壁は写真でみるのとは違う迫力があります。
また赤ハゲ山までの道のりは狭く曲がりくねった細道ですが、みごとな草原で、牛を放牧しており、頂上からは島前カルデラと呼ばれる火山噴火によって生まれた島前の湾が一望できます。

小さい島ながらもIターン・Uターンされた方々が新しく飲食店を開いていて、こだわりの海鮮の出汁をつかったラーメン屋さんや、隠岐の特産品を使用した隠れ家フレンチ、牛舎を改造したこだわりの喫茶店などグルメも楽しめるでしょう。

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長尾海水浴場

以上が4島のざっくりとした特徴でした。
隠岐諸島の概要をみたところで、次はどのように隠岐に行ったらよいか、そして島内間などのような交通手段があるのかなど、アクセス方法についてご紹介したいと思います。