名垣(みょうがき)

名垣(みょうがき)

    • 文化・歴史
    • 知夫村
隠岐だけに発達した4輪転式牧畑農法の垣根
火山島で水田に適した土地が少なかった隠岐諸島。そのため島民は山にも牛馬を放牧し土地を肥えさせて、米以外の穀物を、連作障害を防ぐため順番に耕作しました。知夫里島では島の半分の面積を「牧畑」にし、火山岩である玄武岩を野積みで垣根(名垣)に造り上げ4つに分けました。牛馬、麦、豆類、粟・ひえと4年で一周したので4輪転式牧畑農法と呼ばれており、ヨーロッパやアフリカでは3輪転式が存在しますが、4輪転式は世界でも隠岐諸島だけで行われていたようです。火山島に生きる人々の苦労と知恵が偲ばれます。

    基本情報

    アクセス
    来居港から車で20分
    駐車場
    赤ハゲ山駐車場
    お問い合わせ

    知夫里島観光協会

    TEL
    08514‐8‐2272

    マップ